インフラエンジニアが英検準一級取ってみた

こんにちは、kuukitanです。

先日、TOEIC855点を取った記事を書きましたが、このたび英検準一級にも合格しました。

勉強の過程を振り返ってみます。

 

・受験目的

TOEICだとWritingとSpeakingの力が測れないからです。

最近英会話にも力を入れているので、勉強の成果を形として証明できれば、と思って受験を決めました。

 

・勉強時間

英検準一級を受けようと思い立ったのが2023年の12月半ばくらい。

一次試験が2024年の1月半ば。2024年の3月頭に2次試験を受けて合格しました。

受験1回目で、スタディプラスに記録している総勉強時間は12時間でした。思ったより少ない…。

これは今回12月半ばから英検準一級の主に筆記試験のために費やした勉強時間で、数年間継続している英会話レッスンや今まで蓄積している勉強時間は含まれていません。

 

・教材

教材はabceedオンリーでした。

abceedで使っていた教材は、単語暗記は出る順で最短合格!英検(R)準1級単熟語EX 第2版」

語彙問題は「出る順で最短合格! 英検準1級 語彙問題完全制覇

リスニング対策については、「2022年度版 英検®準1級 過去6回全問題集」の一回分の過去問を解いてあまり対策はいらない気がしたので、ほとんどやっていません。

ライティング試験も、過去問題は見ましたが対策は特にしていません。

二次試験の出題内容は軽く調べておきましたが、特に対策といった対策はしませんでした。

 

・勉強の流れ

まずは、受験しようと思い立った日にabceedの過去問を解いてみました。

結果、まず語彙問題が全然わからな過ぎて歯が立たないことが分かりました。

長文読解問題も、知らない単語が多すぎてさっぱりわからない。

逆に、リスニング問題は今の英語力で結構聞き取れそうだったので対策は必要ないかなと思いました。

ライティングとスピーキングもまあなんとかなるやろということで対策はなし。

リーディングの勉強を中心に進めました。

英語の勉強を始めた3年前からTOEICの対策を主にしてきたのですが、出てくる語彙が全然違う。

TOEICに関しては出てくる単語がかなり限られてますし、ビジネス用語が多いのであまり語彙量はそこまで必要ない気がします。

英検準一級の語彙はかなり広くて、知らない単語がいっぱいでした。

体感ですが、準一級用の単語帳の7割くらいは初めて見る単語、もしくは大学受験のときに覚えたような記憶がかすかにあるが意味が思い出せない…といった感じでした。

なので、まずは単語帳のインプットから始めることにしました。

しかし、正直出る順で最短合格!英検(R)準1級単熟語EX 第2版」全部はやりきれませんでした。たぶん覚えられたのは半分くらい。これでも結構語彙力はアップし、並行して「出る順で最短合格! 英検準1級 語彙問題完全制覇」もやったことで定着し、語彙問題は体感8割くらいは解けるようになりました。

語彙問題は覚えれば解ける上に問題数が結構あるので、ぜひやっておくべし。

長文読解問題は、上記のように語彙力が上がったことですこし読解が楽になりました。

しかし、ジャンルによっては正直さっぱりです。まずなんの話かわからないまま最初から最後まで読み進めている、みたいなことは結構ありました。個人的には、医療系とか生物系のジャンルはお手上げです…。メイントピックとして繰り返し出てくる単語の意味がそもそもわからないんですもん。

これは、リスニングにも同じことが言えます。

ビジネス系・IT系のトピックならついていけるのですが、まったく何の話をしているのかわからないという問題もありました。

これがTOEICとの一番の違いかなーと思いました。

学生ならアカデミックな単語に慣れているのかもしれませんが、アカデミックな英語から長く離れている社会人だと慣れないトピックの聞き取りと読解に苦労するかも。

逆に、強みでもあります。TOEICみたいに妙にひねったテクニックを要するタイプの問題はあまり出ない気がするので、専門分野を持っていて、普段の仕事や勉強で専門的な英語を目にする機会があるなら、問題によってはかなり解きやすいです。

 

こんにちは、kuukitanです。

先日、TOEIC855点を取った記事を書きましたが、このたび英検準一級にも合格しました。

勉強の過程を振り返ってみます。

 

・勉強時間

英検準一級を受けようと思い立ったのが2023年の12月半ばくらい。

一次試験が2024年の1月半ば。2024年の3月頭に2次試験を受けて合格しました。

受験1回目で、スタディサプリに記録している総勉強時間は12時間でした。思ったより少ない…。

これは今回12月半ばから英検準一級の主に筆記試験のために費やした勉強時間で、数年間継続している英会話レッスンや今まで蓄積している勉強時間は含まれていません。

 

・教材

教材はabceedオンリーでした。

abceedで使っていた教材は、単語暗記は出る順で最短合格!英検(R)準1級単熟語EX 第2版」

語彙問題は「出る順で最短合格! 英検準1級 語彙問題完全制覇

リスニング対策については、「2022年度版 英検®準1級 過去6回全問題集」の一回分の過去問を解いてあまり対策はいらない気がしたので、ほとんどやっていません。

ライティング試験も、過去問題は見ましたが対策は特にしていません。

二次試験の出題内容は軽く調べておきましたが、特に対策といった対策はしませんでした。

 

・英検準一級は取るべきか

はっきり言って、社会人が英検準一級を取る必要性はないと思いました。

TOEICの点数をあげておいた方が良いことは間違いないので、TOEICの勉強はして損はありません。

TOEICはWritingとSpeakingの能力が測れないのが残念なポイントで、今回このWriting力、Speaking力の証明になれば、と思って英検を受けました。

しかし、このレベルで合格してしまうとなると、正直海外で仕事がしたい!という希望が叶うであろう、TOEIC700点を超えるくらいの英語力があれば合格できてしまうのでは、と思ってしまうほど簡単でした。。。

私が高3のときはセンター試験の英語は満点、一応英語で有名な私立大学の文系の英語試験を突破していますが、高3の私でも合格できたんじゃないかと思ってしまいました。

なので社会人はTOEIC高得点を取れば十分で、あえて英検準一級を目指すモチベーションが見つかりません。

今回の受験勉強で単語力が上がった実感はありますが、そんなに今後の仕事に生かせそうな単語ばかりが試験に出るわけではありませんので勉強するメリットも感じられませんでした。

問題なのは、Writing力とSpeaking力を測れるリーズナブルな試験が他にないことなんですよね…。

TOEIC Speaking&Writingはあまり一般的な試験ではないので、この点数が企業担当者とかにどれだけのレベルかどうか正確に伝わる気がしません。(の割に受験料も高い)

TOEFLやiELTSは留学などの基準にもなりますので、海外の企業にもアピールできるという点では受けてみる価値を感じますが、受験料が高すぎる。

ベンダー資格で日頃から受験料を搾取されているエンジニアにはとてもキツイです。

英検はお値段がお手頃で、知名度があるのでなんとなくすごいというイメージを持ってもらえそうなのが良かったのですが、私が受験前に漠然と持っていた、英検準一級はすごいというイメージは正直消え去りました。

中高生でも全然取れるすごくない試験だということがわかってしまいました。

 

ちょっと結論がうやむやしてしまいましたが、

・私としては英検準一級は今時点で受けるには簡単すぎていらないという結論に至った。

・英語力(WritingとSpeaking含む)をアピールするには効果がありそうだが、実際受けた人から見て大して英語力の証明にはならないことがわかった。(中高生でもそれなりに勉強してれば簡単に取れるレベル)