インフラエンジニアがTOEIC855点取ってみた

こんにちは。 文学部出身インフラエンジニア、kuukitanです。

 

先日、TOEIC855点を取ることができたので、その勉強法やマインドなどについて書いてみたいと思います。

最初に述べておきますと、英語は元々そんなに苦手な方ではなかったと思います。
大学生でTOEICを初受験したときの点数は685点でした。
TOEIC向けの勉強は特にしていなかったときです。
センター試験は満点くらい取れていましたので、基本的な文法や単語は身についている状態で、受験からしばらく経ってからの点数でした。
だいたいセンターで満点取れるくらいの実力はTOEIC700点くらいなのではないかと個人的には思っています。

元々英語は得意だったにもかかわらず、大学では全然英語を勉強する気力がわかず。
周りにTOEIC800点台がゴロゴロいる環境だったので、完全にやる気と自信を喪失しました。
(注:英語に関係のある学部ではありません)
そのまま英語にコンプレックスを抱えたまま社会人になって数年がたちました。

一念発起したのは2021年の4月頃です。
きっかけはいくつかあります。
・コロナが長引き、勉強する時間がたっぷりあるのに新しいことを始めないのはもったいないと思い始めたこと
・海外旅行は好きでしたが、それどころではなくなってしまったこと。これが逆に気持ちが海外へと向かうきっかけになりました。
・転職を考え始めたこと


まずは一旦、その時点での実力を見るためにTOEICを受けてみることにしました。
大学以来のTOEICは、645点でした。まあまあ下がっています。
ここから始めた英語の勉強は以下でした。
スタディサプリでTOEICの問題にひたすら慣れるのと、関先生の解説を聞く
・オンライン英会話を始める(レアジョブのビジネス英会話プラン)
2か月後の6月に受験してみると、775点をとれていました。
年内に700点取れればいいなくらいに思っていた私は、思っていたより高得点がでてしまったことから調子に乗りました。
そこで、年内に800点取るという目標にシフトしますが、ここから長い長いスランプに陥り、2023年の5月にやっと855点を取りました。
この空白の2年間は、750-780くらいの間を長く低迷していたことになります。
本当につらかった。
たぶん元々平均よりは高い点数だったと思いますし、そこから目標点まで上げるのに2年もかかっています。

巷には「3か月でTOEIC300点あげる方法!!」みたいな情報があふれていますので、

「2年でTOEIC200点あげる方法!!」は正直とても弱いです。

それでも、役に立った勉強法や教材、マインドの部分について書いてみたいと思います。

スタディサプリ
月額で利用できます。
まったくTOEIC対策をしてこなかった人、TOEICを初めて受ける人にはやっぱりスタディサプリがおすすめです。
受ける前に少しやるのとやらないのとでは全然点数が違うと思います。
問題量が多く、解説も豊富なので、スタディサプリだけで低めの点数から高得点を目指すのも全然可能だと思います。
元々高得点の人がさらに高得点を目指すには効率が悪いかもしれません。
750点くらいまでの人にはとてもおすすめできます。

・abceed
月額で利用できるサービスですが、とにかくコンテンツが多いです。
私もとても活用できていません。
最近、映画を見られる機能も加わっており、これからもコンテンツ増加が期待できます。
金フレや文法問題1000のような人気の対策本が読み放題、TOEICだけではなくて、
英検対策や英会話の勉強、英字新聞も解説付きで読めます。
とてもコスパが良いです。初心者はどれをやればいいのかわからなくなりそうなので、中級~上級者におすすめ。


全然点数が上がらなかった2年間、一番苦労したのは自身のモチベーション維持でした。
頑張っていても、なかなか結果が出ないとモチベーションは下がってしまいます。
以下、私があがいてみたものを書き出してみます。

・教材を色々試してみた
上記に書いた通り、スタディサプリやabceed、その他いくつか対策本は買いましたがほぼほぼやり切れていません。
結局、アプリで隙間時間に勉強するのが一番効率よかったです。
忙しい社会人はスタサプかabceed、どちらか合う方を使って勉強すれば十分だと思います。

・勉強会に行ってみた
私は土日に集まって勉強している社会人向けサークルに所属しています。
それぞれ好きな勉強をしているという会なのですが、英語の勉強をしている方も結構いて刺激になりました。
私はITの勉強にも結構リソースを割いているのでこの会が気に入っていますが、TOEICの勉強会などテーマを絞っているものもいいと思います。


・オンライン英会話をやってみた
最初に始めたのはレアジョブ英会話でした。
英会話はTOEICの点数を上げるのに必須でも最短距離でもないとは思います。
ですが、私にとってはやはり人と話してみてもっと話せるようになりたいとか、だんだん話せるようになってうれしいとかの気持ちがモチベアップにつながったと思います。
英会話レッスンの先生は必ずしもナレーターのようにわかりやすくはっきり話してくれませんので、ナレーターの声が聞きやすいと感じるようになったり、耳が慣れてくるという効果は結構あったと思います。


・オンライン英会話のサービスを変えてみた
レアジョブを半年ほど続けたあと、ネイティブキャンプを1か月ほど試し、会社が提供してくれる英会話サービスを半年ほど試し、DMM英会話を数か月やって、今はオフライン英会話にシフトしています。
結果的にはDMM英会話が一番お気に入りですが、英会話サービスの比較についてはまた別途書いてみたいと思います。


・オフライン英会話を検討してみた
オンライン英会話のモチベ持続はなかなか難しいものがあり、オフライン英会話を検討していた時期がありました。
体験レッスンにいくつかいったのですが、とにかく高い。
一番安さを売りにしている教室でも高い。
結局、オンラインでもつく力は一緒なのかなと思ったのでオフラインの教室に通うのはやめてしまいました。

・海外出張に行ってみた
普通、海外出張はなかなか行きたいと言って行けるものではない気がしますが。
たまたま、社外で海外出張への旅費を負担してくれるプログラムの募集があり、選考を通過したので行かせてもらうことができました。
一応業務にかかわりはある内容です。
この経験で、英語学習へのモチベーションは飛躍的に上がりました。
なかなか外部のプログラムに応募して海外に行きたいという人はいないと思うので、グローバルに活躍したいと会社にアピールする機会にもなったと思います。
視野は広く持っておくと良いこともあるんだなという気づきになりました。

・英会話シェアハウスに引っ越してみた
これについても別途記事にします。
やっぱりオフラインの英会話の方がモチベーション維持しやすいですよね。
英会話レッスン料は家賃に含まれているのでお得といえばお得です。
一緒にレッスンを受けるグループは、先生も含めてみんな一緒に住んでいるので間違うことを恐れなくなりましたし、とても話しやすいです。
英語を勉強したいと思っている人が集まるので、勉強意欲も高まります。

 

以上が私がTOEIC855点に到達するまでの道のりです。

そしてこれはゴールではなく、途中経過でしかありません。

まだまだ上を目指します!

一番の敵は、すぐにモチベーションを失う自分自身。

なんとか機嫌を取りながら頑張りたいと思います。